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イチジクのリンゴ酢煮

材料(4人分)

  • イチジク(500g)
  • リンゴ酢(1/2カップ )
  • 砂糖(1/4カップ 50cc)
イチジクのリンゴ酢煮

作り方

グレーライン
写真:手順1
イチジクはそっと洗って皮のまま鍋に入れる。
上から砂糖とリンゴ酢をかけて弱火で
イチジクが透き通るまで10分くらい煮る。
写真:手順2
清潔な器にいれ冷蔵庫で保存し、アイスクリームやヨーグルトと一緒にいただく。
ヨーグルトはコーヒーペーパーやガーゼで一晩水切りをすると
クリームチーズのようになり美味。冷蔵庫でひと月は持ちます。
皮を剥いて作ってもよいです。(壊れやすいので注意!)
ワンポイント
エッセイ枠上

Vol.67「イチジク」

写真: Vol.67「イチジク」 原産は小アジアからアラビア半島にかけてと言われており、5000年以上も前から栽培されていたようです。アダムとイブが食べたとされる智恵の果実はリンゴではなくてイチジクと言われています。アラビアンナイトにもイチジクが何度も登場します。日本へは中国経由で江戸時代に伝わったと言われます。 庭先栽培の果実で商品として作られ始めたのは大正期に入ってからだそうです。アントシアニンやポルフェノールを含んでいるので 免疫力を高めてくれそうです。

それにしてもイチジクは料理家にとって魅力的な果実です。生でそのままはもちろん、生ハムで巻いたり生クリームをかけたり、甘さだけではなく塩味とも相性が良いのです。 生ハム巻きはワインとの相性も抜群です。シロップ煮やワイン煮など洋風はもちろん 天ぷらや蒸して甘いお味噌をかけていただくのもオツです。切り口から出て来る白い液はタンパク質分解酵素のフィチンを含むのでお肉と一緒に召し上がるのもお勧めです。 酸味は有りませんが食物繊維の一つペクチンを含むのでジャム作りにも適しています。沢山手に入ったら作ってみませんか。その時はレモンを加えて酸味をプラスしましょうね。
エッセイ枠下
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山際千津枝先生のプロフィール

  • 料理研究家・栄養士・山際生活デザイン研究所主宰
    料理研究家として広く活躍すると同時に、仕事はメニュー開発・執筆・講演・ 公的機関の委員・テレビ番組・ラジオのコメンテーターとして多方面にわたる。 生活感に溢れる話題とユーモアやウイットにとんだ話し方には定評がある。
  • ホームページ………山際千津枝の世界
  • 原稿執筆
    宮崎日日新聞「客論」
    福岡県PTA新聞 など
  • 現在出演中のテレビ・ラジオ番組
    RKBラジオ 開店!ウメ子食堂
    (毎週火曜日レギュラー:10:00〜12:20)
    FBSめんたいワイド コメンテーター
    (毎週月曜日レギュラー:15:48〜17:50)
  • 著書
    「ヤマギワ流100円おかずレシピ」
    サンマーク出版
    詳細・お申込はこちらから
    写真:「山際流100円おかずレシピ」
写真:山際 千津枝

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